古事記の話

古事記を小説風に書き直してみました

古事記の話 完結

 

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23代顕宗天皇は38歳の若さで崩御された。御子はいなかった。

皇位を継いだのは兄のオケだった。24代の仁賢天皇である。

 

仁賢天皇崩御後は御子のオハツセが皇位を継いだ。25代の武烈天皇である。しかし武烈天皇にも後を継ぐ御子はいなかった。

ここに履中天皇から続く血統は絶えてしまった。朝廷は応神天皇の5代目の子孫オホドを淡海の国から招き、皇位を継がせることにした。26代継体天皇である。

 

継体天皇のあとは、安閑天皇宣化天皇欽明天皇敏達天皇用明天皇崇峻天皇推古天皇と、皇位は続いていった。

そして古事記の記述は推古天皇で終わる。

 

女帝である推古天皇の摂政を務めたのが、用明天皇の御子の厩戸皇子(うまやどのみこ)である。仏教の振興、十七条憲法の制定、冠位十二階の制定など数々の事績を残し、後世に聖徳太子として知られるようになる。

 

ここに神話の時代は終わりをつげ、歴史時代へと世は移り変わっていく。

 

古事記の話 完

 

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古事記中巻 神武天皇~応神天皇 目次
古事記下巻 仁徳天皇~推古天皇 目次

 

 

 ☆古事記の話、完結です。

 

お読みくださいました皆様、まことにありがとうございました。

 

私は昔から古事記と神話、古代史にに興味はありました。しかしいざブログを書き始めてみると、わからないこと、疑問に思うことがどんどん出てきて、ネットや図書館で調べ調べしながら進めてきました。

いま見返してみると、最初のころの内容や文章はいかにも稚拙・・(いや、今でも素人のお遊びですが)・・ただ、こうやってブログに書くことで私自身の理解を深めることにもつながりました。

 

しばらくお休みをいただいた後、このブログで新しい物語を書いていこうと思っております。

既にある程度下書きは書き貯めておりますので、そう遠くない日に再開致します。再開の際はまたよろしくお願いいたします。

 

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