天皇は皇太子として末子のウヂノワキを指名していた。ウヂノワキはそのころ、りりしい少年に成長していた。
天皇の御子のうち、オオサザキは父の言葉に従って次代の皇位はウヂノワキとするつもりでいた。
しかし、オオヤマモリは不穏な行動をしていた。表で父の天皇の言葉に従う様を見せながら、裏で兵を集めていたのである。オオヤマモリは自分が次の皇位に着くべく、兵を集めてウヂノワキに攻撃をかける準備を進めていたのである。
しかしこの動きをオオサザキは察知した。
オオサザキは急ぎ急使を立て、オオヤマモリ謀反の情報をウヂノワキに知らせたのである。
これを知ったウヂノワキ、策略を用いてオオヤマモリを迎え撃つことにした。
ウヂノワキは山に紅葉狩りに行くという、偽の情報を流した。
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