古事記の話

古事記を小説風に書き直してみました

允恭天皇

 

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第18代反正天皇崩御された後、反正天皇の同母弟のオアサマツマが次代の天皇に推挙された。

 

オアサマツマは「自分は病気がちで身体が弱い。とても皇位を受け継ぐことはできない」と辞退した。

しかし皇后や重臣たちの強い願いによって皇位を継ぐことにした。第19代の允恭天皇(いんぎょうてんのう)である。宮は遠飛鳥(とおつあすか)に置いた。

 

天皇の即位後、新羅の国王が貢物を乗せた81艘の船を派遣してきた。この朝貢の大使の名をコムハチニカニキムというが、医薬の道に詳しかった。

天皇が病弱だと聞くと、天皇に謁見して薬を処方し、天皇の病を治癒に導いたという。

 

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☆まとめてみましょう

 

16代仁徳天皇と皇后イワノヒメには4人の男児がおり、

 

 長男が17代履中天皇 →弟の謀反で難波宮に放火される

 次男がスミノエ →兄の天皇に謀反を起こす

 三男が18代反正天皇 →スミノエを誅殺する

 四男が19代允恭天皇

 

となり、次の物語からは允恭天皇の血統が続いていきます。

 

≪リンク≫
 
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