第18代反正天皇が崩御された後、反正天皇の同母弟のオアサマツマが次代の天皇に推挙された。
オアサマツマは「自分は病気がちで身体が弱い。とても皇位を受け継ぐことはできない」と辞退した。
しかし皇后や重臣たちの強い願いによって皇位を継ぐことにした。第19代の允恭天皇(いんぎょうてんのう)である。宮は遠飛鳥(とおつあすか)に置いた。
天皇の即位後、新羅の国王が貢物を乗せた81艘の船を派遣してきた。この朝貢の大使の名をコムハチニカニキムというが、医薬の道に詳しかった。
天皇が病弱だと聞くと、天皇に謁見して薬を処方し、天皇の病を治癒に導いたという。
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☆まとめてみましょう
次男がスミノエ →兄の天皇に謀反を起こす
三男が18代反正天皇 →スミノエを誅殺する
四男が19代允恭天皇
となり、次の物語からは允恭天皇の血統が続いていきます。
≪リンク≫
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