イザナミの自伝 2

わたしはある日、イザナギとともにアメノミナカヌシの大神に呼び出された
一体何の用だろう・・・わたしはイザナギとともにアメノミナカヌシの大神のもとに向かった
イザナギはわたしと同時に産まれてきた男神で、りりしい青年だった
アメノミナカヌシの大神の神殿に出向いたわたしたちは、おずおずと大神の前に進み出た。大神の傍らにはタカミムスビの大神、カミムスビの大神も控えている。別天津神(ことあまつがみ)と言われる、わたしたちのようなヒラの神とは違った崇高な神格をもつ神々だ。
わたしは緊張で心臓が張り裂けそうだった・・・それはおそらく、イザナミも同じことだったろう・・・
アメノミナカヌシの大神の凛とした声が響く
「今日、そなたらに来てもらったのは、地上を固めて立派な国を造りたいと考えたからなのだ・・
はるかな昔、天と地が分かれて、天の高天原には神々が産まれて形を成してきた。
しかし、地上はというと、ただどろどろとしたものが漂っているだけで、そこには何もないのが現状だ・・
そこで、この地上を固めて、命に満ち溢れた豊かな国を造りたいと考えたのだ。
・・・え・・・確かに地上はそのころ、海藻り苦も無く、すべてが混ざり合ってドロドロしたのが漂っているだけだった。
そんなところを固めて、国を造れって・・・一体どうすればいいのだ?
さっぱり訳が分からなかった
一瞬、静寂が神殿を包んだ・・・次の瞬間、わたしの隣にいたイザナギが口を開いた
「国を造れ・・と言われましても・・・どのようにすればよろしいのでしょうか・・・」
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☆造化三神
古事記の書き出しは
「天と地が始めて別れたとき、高天原に初めて生まれた神の名はアメノミナカヌシの神。次にタカミムスビの神。次にカミムスビの神。この三柱の神は、みな独り神であって(男女の区別のない神であって)、実体を表すことは無かった」
と始まっています。この三神が造化三神(ぞうかさんしん)と呼ばれます
古事記ではアメノミナカヌシは冒頭に名前が出てくるだけで以後は出てきません。タカミムスビとカミムスビは後に実体ができたのでしょうか、古事記の物語に絡んでおり両神とも子まで産まれています。
なお、拙ブログでは造化三神が国づくりを命じたことにしていますが、古事記では「天神諸命」すなわち「すべての天の神様が命じた」と記されています
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