「・・・叔母上、こんなに大事なものを・・いいんですか‥?」
「いいのよ。草薙剣に宿るアマテラス大御神の神霊は、きっとあなたを守って下さるわ。それから、これも持っていきなさい」
ヤマトヒメは小さな袋をヤマトタケルに手渡した。
「・・これは、何ですか?」
「この中にも神霊が宿っているわ。あなたに危険が迫った時に、この袋を開けなさい。その時、あなたに必要なものが入っています」
そういってヤマトヒメは、ヤマトタケルを送り出した。
ヤマトヒメの心遣いに感謝しつつ、ヤマトタケルは伊勢から東国への道を進んでいった。
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