こうして天皇はオオタタネコを神官としてオオモノヌシを祀り、国を襲った疫病は治まり国は安定した。
「オオタタネコ、感謝するぞ。そなたのおかげで国は鎮まり、民も活気が出て日本の国はますます発展するだろう。
ところで、そなたはオオモノヌシの末裔というが、そもそも神であるオオモノヌシが、なぜそなたの家系につながったのだろう」
オオタタネコは答えていった
「はい、それにつきましては、このような話が伝わっております。」
そしてオオタタネコは、自分の祖先オオモノヌシについて語りだした。
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