日本の国はオオクニヌシの支配を離れ、アマテラスのものとなった。
早速アマテラスは、長男オシホミミを呼び出し、日本の国を治めるべく高天原から降りるよう命じた。
しかしオシホミミはあまり乗り気ではなかった。一度、天の浮橋までは行ったものの、その先なにもできずに帰ってきたことに、負い目を感じていたのである。
オシホミミは
「そのお役目、息子のニニギにやらしてもらえませんか」と言った。
そこでアマテラスは、自分の孫となるニニギを日本に降臨させることにした。アマテラスはニニギを呼び出し命じた。
「葦が豊かに茂る日本の国は、あなたが治めるべき国です。日本に天下って、日本のため、日本の民のために、しっかりとその責を果たしてください」
「ハイ、頑張ります!」
まだ年若いニニギの神は、無邪気に答えた。
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☆神様の名前は・・・
アマテラスの子、オシホミミの本名は「正勝吾勝々早日天忍穂耳命(マサカツアカツカツハヤヒアメノオシホミミノミコト)」、
その子で日本に下ったニニギの本名は「天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇々芸命(アメニキシクニニキシアマツヒタカヒコホノニニギノミコト)、
この先登場するニニギの孫が「天津日高日子波限建鵜葺草不合命(アマツヒタカヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)」
長い・・・
古事記の序文の中で
「古代より語り継がれてきた伝承を文字に起こし文章にするのはとても難しい。
言葉を漢字に直して表現すれば、もともとの意味と微妙にずれてしまう。かといって言葉をその発音のまま表現すれば、だらだらと長くなって読みにくいからである。」
と記述しています。
≪冒頭の写真について≫
高千穂町観光協会のサイトより転載しております。