古事記の話

古事記を小説風に書き直してみました

神々が生まれる

何もない混沌とした世界から天と地が分かれ、しかしまだ固まらず、世界は水に浮く油にのように、また海に浮かぶクラゲのように、ふわふわと漂っている状態であった。

 

しかしそんな世界からでも、時がたつにつれ葦の芽が成長するように力強く、次々と神が生まれてきた。

 

最初は形もなかった神も、次第に実体としてその形を表すようになってきた。最初男も女もなかったが、あとから生まれる神々は男女の区別もはっきりとしてきた。最初はふわふわ浮いていた世界も、少しずつ形が定まってきて、神々は天界の高天原に集るようになった。

 

神々の末っ子に男神イザナギと女神・イザナミがいた。

 

前<<< 造化三神 

次>>> イザナギとイザナミ、天沼矛を受け取る

 

 

☆神話の世界

 

日本神話の最初期は高天原(一般的には「たかまがはら」、他に「たかまのはら」、「たかあまはら」等の読み方があります)が舞台となっております。

 

世界の始め、何もなかった世界はだんだんその形も定まってきました。

やがて世界は天界の高天原、地上の中つ国、地底の根の国に分かれ、日本の神話はこの三つの世界を行ったり来たりしながら話が進んでいきます。

 

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