古事記の話

古事記を小説風に書き直してみました

天孫降臨の神話

炎の中で出産

なんだかんだあったが、ニニギとコノハナサクヤビメはその夜を共にした。 そのころ、日本各地の豪族の間では、天の御子が日向に降りてきたのを聞き、先を争ってニニギのもとに挨拶に来るようになっていた。そのため、ニニギは夜寝る暇もないほどの多忙さで、…

イワナガヒメ、帰される

さて翌日。コノハナサクヤビメとイワナガヒメの二人がニニギの宮殿にやってきた。 二人はそろって宮中の一室に案内され、そこでニニギを待つことになった。二人は三つ指ついて頭を下げ、ニニギが入ってくるのを待った。 そこへニニギが入って来た。二人の緊…

コノハナサクヤビメと出会う

ある日、ニニギは宮殿を出て、笠沙の岬を見回っていた。するとそこに、とても美しい少女を見つけた。 その少女を見た瞬間、ニニギは何か神秘的なものを感じた・・・そう、あたかも前世から結ばれる運命にあったような・・・ ・・・要するに「一目ぼれ」であ…

サルタビコ、故郷へ帰る

こうしてニニギは日向の地、高千穂の宮において日本の統治者として君臨することになった。 さて、ニニギが降臨する際、案内役として一行を導いてきたサルタヒコ、高千穂の宮にニニギが落ち着いた後も、しばらくはニニギのそばに仕えていた。 そんなある日、…

高千穂に降臨する

さて、こうして天降の準備は万端整った。 案内役の猿田彦を先導に、ニニギが続き、そのあとを伴の神々が従っていく。 ニニギの一行は、高天原を離れ、天の浮橋をつたって日本に降りていく。 アマテラスと造化三神、八百万の神々も見送りに出て、小さくかすん…

サルタビコ、案内役となる

こうして、ニニギを中心とした一行が高天原から下ろうとしていた時だった。 地上の日本から、上は高天原を、下は日本を明るく照らしながら昇ってくる神がいた。 ニニギを中心とする一行は身構えた。 オオクニヌシはコトシロヌシを先頭に日本の神々は天に従う…

三種の神器を賜る

アマテラスは、年若いニニギを補佐するために、多くの神を従わせることにした。 コヤネ、フトダマ、ウズメ、イシコリドメ、タマノオヤの5人の神を五伴緒として、ニニギの周りでサポートさせることにした。 さらに祭祀や政治をつかさどる神としてオモイカネ・…

ニニギに降臨を命じる

日本の国はオオクニヌシの支配を離れ、アマテラスのものとなった。 早速アマテラスは、長男オシホミミを呼び出し、日本の国を治めるべく高天原から降りるよう命じた。 しかしオシホミミはあまり乗り気ではなかった。一度、天の浮橋までは行ったものの、その…