山幸彦の自伝 21 わたしが頭上に塩満珠を掲げると、海から大きな波が押し寄せ、兄ホデリの軍勢を押し流していく。 わたしの従者らは、屋根の上からあっけにとられてこの光景を見ていた。ホデリの兵士たちは次々と波にのまれていく。 「うわああっ」 「助けて…
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