兄であるオオウスを、いとも簡単に、無残に殺してしまったオウス・・ まだ前髪をひたいで結っている、稚児姿の少年である。天皇がそら恐ろしいものを感じるのは当然だった。 天皇はオウスに向かって言った。 「西のほうにクマソタケルがいる。奴が率いる熊襲…
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