オオウスは宮中に全く参上することは無くなった。 天皇はオオウスの弟であるオウスに言った。オウスは年の頃数え十五、まだひたいで髪を結っている、稚児姿の少年である。 「お前の兄のオオウスが朝夕の食膳の席にさえ出てこないのはどういうことであるか。…
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