山の幸彦こと弟のホオリは、重い足を引きずりながら高千穂の宮に帰っていった。 高千穂の宮につくと、そこには海の幸彦こと兄のホデリが待っていた。その体は擦り傷だらけ、顔は怒っている様子が一目でわかる。 「獲物は一匹も獲れず、足を滑らせて崖から落…
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